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2021年5月21日金曜日

第3回『賃労働と資本』の学習  カール・マルクス著  村田陽一訳       国民文庫=22 大月書店

 第3回『賃労働と資本』の学習 

カール・マルクス著  村田陽一訳 

     国民文庫=22 大月書店


前回の投稿が5月16日となっていました。実際は内容を読んだのは、5月15日です。それから約一週間の時間が過ぎてしまいました。なぜかと言いますと、他のブログを書いたりする時間が必要だったからです。

 それに準備する資料などを探して、点検すると時間はいくらあっても不足してしまいます。この学習は、 解説から入ることにしました。前回1だったので、今回は2になります。内容に『共産党宣言』が出てきますので、別のところに学習ページを作って、みます。普通に『共産党宣言』の学習とという名称にしたいです。 


79ページ 解説2


 マルクスは1847年の末に、ベルギーのブリュッセルのドイツ人労働者協会で労働者のために経済学の講演をやった。その講演を元にして、1849年4月2「新ライン新聞」に『賃労働と資本』という表題で論文を連載した。その後これは単行本で発行されたが、マルクスの死後、1891年に、エンゲルスが、今までの版に必要な修正を加えて、新版を発行した。これが、現在の『賃労働と資本』であり、この訳本の原本である。

 マルクスがこの講演をやった1847年、この論文を書いた1849年という年を考えていただきたい。1849年には、マルクスはまだ31歳の若さであった。しかしこの頃には、マルクスはエンゲルスとの協力を通して既に科学的社会主義すなわち共産主義の理論を確立していた。前年の1848年には、二人の共著で『共産党宣言』が出ている。同時にこの1848年は、ヨーロッパ大陸全体が民主主義革命の嵐で揺らいだ都市であった。パリデモ、ウィーンでも、ベルリンでも、民衆は武器を取って立ち上がった。そしてマルクス自身も、この革命の嵐の渦中に積極的に参加したのである。

 しかし、1848ー49年の革命は、どこでもブルジョアジーの裏切りのために敗北した。これ以後、労働者階級は、ブルジョア ジー と共にではなく、ブルジョワジーに抗して 、民主主義革命の旗を推し進めなければならなくなる。ブルジョア ジー との階級闘争を通して、民主主義革命を達成し、続いて社会主義革命を行わなければならない。だが、労働者階級が本当にその能力を持ち、正しい戦略と戦術の元に闘争を続けるためには、彼らはまず、階級闘争の歴史的意義と資本主義社会の動きを正確に教える科学的社会主義の理論を身につけること、そして自分自身の階級的地位と歴史的使命とは、はっきり理解することが必要である。『共産党宣言』はまさにこの大綱を示したものであり 、『賃労働と資本』は、それを特に経済学的な分析によって裏付けられるものであった。マルクスが『賃労働と資本』を書いたのは、第1節のはじめ(24ー26ペーー)で彼が言ってる通り、こういう実践のための理論を明らかにすることを目的としたのである。 


2021年5月16日日曜日

日本の賃金は世界ランキングでも低かった。 『賃労働と資本』解説からはじめました。

 世界に最低賃金ランキング2019年のデータです。



『賃労働と資本』 カール・マルクス著 村田陽一訳 国民文庫=22 大月書店 77ページ解説


 マルクス主義経済学を学ぼうとする場合、ほとんどが必ずと言っていいほど、まず最初、『賃労働と資本』や『賃金、価格、利潤』(本文庫既刊)を入れるのが普通である。これは、日本でも諸外国でも、そうである。このように『賃労働と資本』は、 マルクス主義理論を学ぶものの必読の文献となっている。

 我々の生活はもとより、政治を始め社会全体の動きが、経済の問題と深くつながっていることは、誰も感じている。経済臍雪でしかも根本的な問題はないであろう。ところがまたその経済の問題ほど、一般につかみにくく、分かりにくいものもないのではないか。資本主義の経済は、単なる常識や外見だけの観察でわからない秘密のカラクリを土台にしている。だから資本主義経済の本当の姿、意味、働きをつかむためには、どうしても我々は科学の力によって、この秘密のカラクリを見破らなければならない。それによって初めて、われわれは社会全体の大きの方向を見とおすことができるようになるし、またしたがって、その中で我々が生活し行動したらいいかもはっきりしている。そういう意味で、科学的な経済学についての大筋だけでも学んでおくことは、現在に生きる人々、特に働く人々にとって絶対的に書くことができないと言っていい。

 

 

 マルクス経済学は、まさにこの資本主義経済の秘密のカラクリを始めて赤裸々にえぐり出し、働く者の行動に科学的な指針を与え、その未来を赤々と照らししだした。資本主義経済のカラクリは、資本家と労働者の関係を正しく理解することにある。実際に富野生産に携わっている労働者が貧しいのに、労働をしない資本家が利潤(これを正確に科学的な言葉で「剰余価値」と呼ぶ)をあげて富んでいるのはなぜなのか。 つまり労働者はどのようにして資本家に搾取されているのか、理論的につかむことにある。この理論が、「剰余価値の法則」と呼ばれるものであって、マルクス経済学全体の土台石であり、核心であるマルクスは『資本論』の中で、この法則を詳しく説明するとともに、それを鍵とし、それを発展させて、資本主義社会全体の経済的運動法則、資本主義社会の発生と発展と消滅の法則を明らかにした。そしてこれによって、資本主義社会の中に行ける労働者の地位と運命と進むべき道を 指し示して、社会主義の必然性を科学的に論証した。

 けれども、『資本論』は全3巻、数千ページに及ぶ大著であり、それを読み通し、十分に理解することは決して易しいことではない。どうしても手引きとなる入門書が必要であることに毎日の労働と生活に追われている労働者には『資本論』紐解くことは極めて難しいであろう。この意味で、その簡潔な解説書が必要である。そして、こうした入門書、解説書としてもとも性格で適切なものといえば、言うまでもなくマルクス自身が書いたものであろう。 『賃労働と資本』は、まさにそれなのである。

『賃労働と資本』はわずか数十ページのパンフレットであるが、その中には、前述のマルクス経済学の核心、『資本論』の中心理論、理論的土台である「剰余価値の法則」が、生き生きと簡潔に述べられている。

 この本のはじめでマルクスは入っている「我々は、労働者に分かってもらいたいのである」と。そし て『経済学のごく初歩的な概念さえ持たない」読者のために、「できるだけ簡単に、わかりやすく述べる」と言っている。確かに、どんな読書に慣れた人でも、この本によってマルクス経済学の中心理論を理解できるはずである。またすでに多少ともマルクス理論を知っている読者の場合にも、この本によって自分の知識を生き生きとしたものにし、一層確実なものに高めることができるであろう。





(『賃労働と資本 カール・マルクス 村田陽一訳 国民文庫=22 大月書店 解説77から79ページ 13行目まで引用です)


2021年5月11日火曜日

第1回『賃労働と資本』の学習 学習を始めるにあたり   リカードについて

 第1回「賃労働と資本」の学習

               カールマルクス著 村田陽一訳 国民文庫=22 大月書店 


 学習始めるにあたり、

『賃労働と資本』を学習するのは、何十年かぶりです。この本をなぜ読み返してみようかと思い立ったのは、『資本論』の学習を進めていくうちに、もう少し理解しやすいものは何か思案していると、 『賃金価格および利潤』などと合わせて基礎を学ぶことができると言うアドバイスを見つけることができたからです。 内容的には単行本100ページに満たないので短期間で読み終えることが可能でしょう。 一回の学習で2ページ進むとしますと2ヶ月ほどでは終了できると思います 。

 世界の資本主義経済は、新型コロナウイルス感染症の対策で精一杯となっています。現在ワクチン接種が、イギリス、アメリカ、が先行して行われています。日本では「第4波」が賀猛威を振るい感染確認をしている人がまだ増えるている状況です。 


今回は中身に少しだけ触れます。


      凡例

1 本訳書は、マルクス=エンジェルス=研究所編『国際版マルクス=エンゲルス全集』

及び『マルクス=エンゲルス2巻選集』を底本どうして訳出した。


1事項訳注は(1)(2)・・・・で示し、人名注は「あいうえお」 順に配列して 、ともに一括して巻末に掲げておいた。なお、文中〔 〕6号活字のものも訳者による簡単な注は補足である。したがって 、本文中( )内の字句は全て原著書の挿入句である。


1原文のイタリック体または隔字体の箇所は訳分では傍点を振ってこれを示した。


目次


賃労働と資本


エンジェルスの序論・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7

1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24

2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34

3・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44

4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52

5・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・62


解説・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77

人名注 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・巻末

事項注・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・巻末


米本文を学ぶ前に、解説を呼んで学ぶ準備をしたいと思います。解説は5000文字程度なので一回で終えるようにしたいと考えています 。


人名にあるリカードについて、ネット上で調べたいと思います。 





デヴィッド・リカード: David Ricardo、1772年4月18日[要出典] - 1823年9月11日)は、自由貿易を擁護する理論を唱えたイギリス経済学者。各国が比較優位に立つ産品を重点的に輸出することで経済厚生は高まる、とする「比較生産費説」を主張した。スミスマルクスケインズと並ぶ経済学の黎明期の重要人物とされるが、その中でもリカードは特に「近代経済学の創始者」として評価されている[

Works, 1852

リカードは17人兄弟の3番目としてロンドンで生まれた。彼の家はスペイン系およびポルトガル系のユダヤ人で、彼が生まれるほんの少し前に、オランダからイギリスへ移住して来た。14歳のとき、リカードはロンドン証券取引所で父親エイブラハム・リカードの仕事に加わった。21歳のとき、リカードは家族の正統派ユダヤ教の信仰を拒絶し、クエーカー教徒のプリシラ・アン・ウィルキンソンと駆け落ちする。これによって父親から勘当されることになり、ケンブリッジ大学を中退して、自ら株式仲買人として独立することになった。その後リカードはユニテリアン派の教徒となっている。

リカードの証券取引所での成功は彼を裕福にし、42歳となった1814年に仕事を引退。グロスター州ギャトコム・パーク英語版に邸宅を購入し、生涯の住処とした。1819年にはアイルランドの都市選挙区であるポーターリングトンから庶民院(下院)に出馬、当選して代議士として自由貿易を主張し、また、穀物法の廃止を主張した。1821年にはトーマス・トゥックジェームズ・ミルトマス・ロバート・マルサスジェレミ・ベンサムなど著名な経済学者とともに、政治経済クラブ英語版の設立に尽力した。

1823年、耳の伝染病のため51歳で急逝、遺産として7500万ポンド(約150億円)を残した[2]

リカードは、ジェームズ・ミルの親友であり、ミルは彼に政治への大志や経済学の著述を勧めた。他の著名な友人の中にマルサスやベンサムがいる。死の10日前、論敵でもあったマルサスに対して手紙で「議論が私たちの友情を決して傷つけなかった。君が私の説に賛成してくれたとしても、そのことで今以上にあなたを好きになることはありません」と記している[3]。(wiki peediaより引用)

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